用語解説

重防食塗装とは、明確な定義はありませんが、橋梁・高速道路・送電鉄塔等の構造物において、風・雨・雪・寒暖差等の厳しい環境から被塗物を保護する塗装をさします。
一般的いは粉体塗装をさしません。

製品の高寿命化のために200μm以上の厚い膜厚を形成します。このため、一度で塗れるように粘度が高くなっており、タレやすい特性を持っています。
代表的な塗料は、ジンクリッチペイントという塗料です。

多量の亜鉛を含む塗料のことで塗膜中に80%~90%含有し配合されており、塗る亜鉛メッキとして開発され、優れた防錆力・耐食性を発揮します。

なお、エポキシ樹脂系ジンクリッチ粉体塗料という、ジンクリッチペイントとそん色ない防錆力・耐食性を発揮する粉体塗料も開発されており、屋外での高防食性能が求められる用途の下塗りに使用されています。