用語解説

フッ素樹脂塗料とは、粉体塗料の一種で、組成内にフッ素原子を含む重合体です。

フッ素樹脂を構成するC-F間の結合力は非常に強力なため、極めて優れた耐候性を発揮します。
一般的に対候性に優れていると言われているアクリル性樹脂やシリコン性樹脂と比較しても、遙かに耐候性に優れており、一度塗装をすれば長時間塗り替えをする必要がありません。

用途は、標識・欄干などの道路用の資材、防風・外構用のフェンス、建築資材などに採用されます。
特に、大型の建造物の場合、塗り替えには多大なコストが発生するため、塗り替え周期が改善されるフッ素樹脂塗料を採用することでライフサイクルコストの削減を図ることが可能になります。

一方、同じ粉体塗料のポリエステル系樹脂塗料より、一回あたりのコストが高くなることには注意が必要です。