用語解説

ゆず肌とは、塗膜表面が大小の波をうった状態になる現象で、粉体塗装における代表的な不良の一つです。

原因と対策は主に以下が想定されます。

1.被塗物の焼き付け温度不良のため。
⇒焼き付け炉、及び被塗物の昇温カーブを測定し、温度設定や熱風の対流条件を調整する。

2.被塗物の予熱が高すぎるため。(膜厚が厚すぎる)
⇒水切り乾燥炉と冷却時間を見直し、被塗物の予熱温度を調整する。水分残りが発生しないように、条件を配慮する。

3.粉体塗料の保管環境が悪い、保管期限を過ぎているため。
⇒粉体塗料の保管状況を確認し、問題がある場合は交換する。

4.電圧が高すぎて逆電離現象が発生しているため
⇒電圧を下げる。

※逆電離現象
被塗物の膜厚が厚くなりすぎると粉体層内でスパークが発生し、イオンが逆流する。このため塗着効率の低下と共に、スパーク発生個所はゆず肌が生じる