用語解説

スピットとは塗装における不良の一種で、粉体塗装のガンから塗料がまとまって吐出されることで生じる塗料の塊の事です。
形状は、丸くボコボコとした形になっている場合が多く、主に塗装を行う際の、吹き始め、吹き終わりに発生する現象です。
また、粉体塗装のガンの先端に塗料が付着し、堆積して塗装表面に付着して発生するケースもあります。

対策は、主に以下の方法があります。
 ・塗料を低温で保存する。(適切な温度は塗料の種類による)
 ・塗料が古い場合は、使用しない。(適切な保管期限を守る)
 ・塗装のガンの先端が汚れている場合は、清掃(エアブローなど)を行ってから使用する。(定期的なガンの掃除)

スピットは、通常塗装の表面に数個(場合によっては無数)発生し、大きさも大小さまざまです。このため、工業用塗装においては通常、外観不良と判定します。