用語解説

膜厚不安定とは、下地が透けて見える、表面がざらつくなど、表面に粉体塗料が均一に塗られていない状態をさします。

様々な原因と対策が想定されますが、主には以下のいずれかになります。

1.被塗物が動いているため。
⇒被塗物のハンガーの釣り方の見直しや、固定する。

2.回収した粉体塗料と新塗料の供給が不安定のため
⇒回収塗料に対して、新塗料の供給量が一定になっているか、見直しをする。

3.下塗りの塗膜状態が不均一になっているため。
⇒下塗りの条件見直し、十分なアース取りやガンの構成を再検討する。

4.被塗物の形状が複雑すぎるため
⇒ガンの吹き付け角度の変更、あるいはガンノズルの形状を変更する。