用語解説

シャーリングとは、板金加工用の機械の一種で、素材を切断するために用いられます。
上刃と下刃を使い上下から圧力を掛けることにより素材を切断します。
下刃は素材に対して平行に刃が取り付いていますが、上刃は角度が付いています。この角度の事をシャー角と呼びます。

シャーリングを行った際に、ダレ・バリなどの症状が出た場合は刃の研磨、シャー角の見直し、クリアランスの調整等が必要になる。
シャーリングには主に2種類あり、機械式シャーリング(メカシャーリング)と油圧式シャーリングがあります。
機械式シャーリングは、切断を行うスピードは速いものの素材の厚い物(6mm以上)には向きません。
一方、油圧式シャーリングは切断を行うスピードは機械式には劣るものの、素材の厚い物(6mm以上)にも使用できます。
このため、用途によって使い分けることが肝要です。