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塗装を行う上で最も注意すべきケースは、塗装の剥がれ、及び塗装が中途半端になった個所からの錆・腐食の発生です。
上記を防ぐ為に脱脂工程は必要になります。金属の表面には油脂や金属片、埃などの塗装を行う上での障害となる物質がたくさん付着しています。特に油脂類が残留している場合は、塗膜が密着せず塗膜が剥がれる、内部で錆びるなどの致命的な不良に繋がる恐れもあります。これらの不良を防ぐ為にも前処理工程のアルカリ脱脂工程は必要になります。特に油脂類は界面活性剤、及びアルカリビルダーによる洗浄が極めて有効です。このように塗装する表面を綺麗な状態にすることにより、不良の発生しないような均一な塗装をする前準備が整います。