Answer (回答)
乾燥させず水分が残ったまま塗装を行うと塗料が被塗物に正しく、均一に乗らないためです。
そのまま塗装をすると、ピンホール、ハジキなどといった不良が発生する原因になります。板金粉体塗装において、均一の膜厚と被塗物と塗膜の密着は大変重要で、外観不良、及び対候性・耐食性などの狙いの機能を得られない可能性があります。このため水分を完全に除去してから塗装することは必須になります。
当社では、自動ラインの中に水切乾燥炉を所有しており、160℃以上の温度で自動乾燥を行います。
このように、省力化・省人化を可能な限り行った上で、かつ必要に応じてエアブローを手で行うなど、品質確保を最優先として工程管理しております。